パレスチナという地から、日本の皆さんへ
【長期連載〜パレスチナの今〜第一回】

パレスチナや、シリアや、イエメンなど・・・

中東の国の多くは、何かしらの問題を抱えています。

ヨルダンに逃げて来てパレスチナ難民としてキャンプで生きる人々、

シリアの戦争で6年前にシリアの戦争で婚約者が行方不明となり、彼が生きているのかもわからなくなってしまったシリア人の女の子、

イエメンの紛争から逃れ、政府からの奨学金が打ち切られながらもヨルダンでたくましく生きるイエメン人の青年たち、

全て、私が実際にヨルダンで出会った人々です。

さて、みなさんは中東やアラブの国の人々について、どんなイメージをお持ちでしょうか。

この連載では、パレスチナやアラブの国の人々が実際にどのような生活をしているのか、何を考えて生きているのかを、日本語で発信できればと思っています。

写真:イスラエルの建てた分離壁(パレスチナ・ベツレヘムにて

自己紹介

初めまして、オカワリと申します。

昨年は1年間、ヨルダンに留学してアラビア語を勉強していました。

2018年の夏休みは、2ヶ月パレスチナのとある団体でインターンをしています。

今回はどうしてアラブ地域や国際協力に興味を持ったのかということを、自己紹介を兼ねてお伝えしたいと思います。

なぜ、女子大生の私が中東へ

どうして国際協力、特にアラブやイスラーム方面に興味を持ったのか、と聞かれると、私は決まって、「高校生の時に読んだ『私はマララ』という本を読んだから」と答えています。

『私はマララ』はパキスタンに住むイスラム教徒の少女が、女子が教育を受けられない文化に対し、世界へ改革を訴えるノンフィクションの小説です。

読んだ時に「イスラム教は女子教育を抑圧している宗教だ」と思い、「そういった慣習を変える手伝いがしたい」と感じたのが国際協力を志すきっかけになりました。まずはイスラームのことを勉強できる大学を選び、そこでシリア難民について学びました。

しかしイスラム教について勉強していく中で、「イスラム教とは女子を抑圧するものではなく、逆に女性を守ることも考えられている」と気づきました。

女性を抑圧しているものがあるのだとしたら、それはイスラム教ではなくその国の文化なのだ、と。

そのうち、イスラム教はとても合理的な考え方をする宗教だと思うようになり、また個人的に教育面にも興味があったので、シリア難民の教育格差の是正などに携わりたいと思うようになりました。

昨年一年間、ヨルダンにてアラビア語ヨルダン方言を勉強したのはそのためです。

ヨルダン、シリア、パレスチナ、レバノンの4カ国はアラビア語の方言が近いと言われています。将来的に直接シリア難民と話せるようになるため、ヨルダンの方言を勉強しに行ったのです。

しかし留学中、ヨルダンで出会ったのはシリア人に限らず、その他にも多くの国から来た難民の人々でした。パレスチナ、イエメン、スーダン・・・。

金銭的な問題や差別などで悩む彼らが、自分たちも多くの問題を抱えているにも関わらず、私に親切にしてくれたことに感動し、日本では知らなかった多くの難民たちに対して自分のできることをしたい、と思いました。

 

こちらで主に携わっている仕事はアラビア語の通訳です。

その中で見聞きしたもの、関わった人のことなどを日本の皆さんにも発信していけたらと思っています。

来て2週間で既に多くのこと・・・政治やジェンダー、宗教などについて考えさせてくれるこのパレスチナという場所から、なにかみなさんの心に残るものを発信できたら幸いです。

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