よくわかる!ブレグジット(前編)【POTETOリサーチ】

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19年3月末の離脱時期が迫り、最近イギリスのEU離脱(ブレグジット)問題がニュースで取り上げられることが増えています。2016年の国民投票で離脱が決まって以来、世界の注目を集めているブレグジット問題ですが、「複雑すぎてよくわからない」という声をよく聞きます。

この記事では、ブレグジット問題を「なぜ起きた?」「何が起きている?」「今後どうなる?」という三つの視点から、わかりやすく解説します!

ブレグジットはなぜ起きた?

ブレグジットが起きた直接の原因は、2016年6月に行われたEU離脱の是非を問う【国民投票】で、イギリス国民がEU離脱を選んだことです。このような投票結果が出た背景として、この記事では、①EU内でのイギリスの特殊性、②反グローバリズム、という二点に注目します。

①EU内でのイギリスの特殊性

EUの原点であるECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)は1952年に発足しましたが、当時イギリスはまだメンバーではありませんでした。加盟をめぐる激しい議論の末に、イギリスは1973年にECSCの後継である、EC(欧州共同体)へ加盟しましたが、その後も欧州統合の動きとは一定の距離を保ち続けてきました。1999年にEU加盟国を中心に導入された共通通貨・ユーロも、イギリスは導入しませんでした。

「EUとの関係が他の加盟国に比べて弱い」というイギリスの歴史的な特徴は、ブレグジットの背景の一つとしてあげられるでしょう。

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②反グローバリズム

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イギリス国民がEU離脱を選んだ理由として、EUに加盟していることで東欧など他の加盟国から安い労働力が移民としてイギリスに流入し、イギリス人の雇用を奪ったり、イギリス人が払った税金で社会保障を受けたりすることへの不満が挙げられます。国境をなくし、人やモノの移動を自由にするEUの制度は、グローバル化の象徴として評価される一方、グローバル化は貧富の格差を広げるとも考えられています。

急速に進むグローバル化への不満は、ブレグジットの重要な原因となりました。同じ2016年に起きたアメリカ大統領選挙でのトランプ候補の当選と並んで、ブレグジットがしばしば「反グローバル化の現れ」として紹介されたのには、こうした背景があったのです。

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